今の娘にはエースがいないと皆が声をそろえて言う。
しかしエース格がいなかったのかというのはそうではなく、なりえた人は存在する。
それは高橋愛、彼女だ。
当初のすごく訛った福井弁でつかみはOKだったし、うたばんではあだ名も付けてもらった。
また歌唱力、ダンスともにすばらしくその実力は後藤真希にも負けず劣らず、
モーニング娘。のエースとなるには十分の実力だった。
しかし彼女はなれなかった。
彼女の大人しい性格が彼女自身の成長を抑制し、目立たない存在になってしまった。
彼女は実力があったにもかかわらず“後藤真希”にはなれなかったのである。
しかし高橋と後藤が加入した時の環境は全く違っていた。
後藤が入った当時はモーニング娘。自体まだまだ無名に近い存在だったのに対し
高橋が入った頃にはもはやモーニング娘。は国民的アイドルとまで称され憧れの存在だったわけである。
そのため、ときどき高橋が売れる前に入っていれば・・・と思うこともしばしばある。
もちろんそうであってもエースになれたかどうかは分からない。
彼女の性格はもともと大人しく気を遣ってしまうタイプだ。
しかしモーニング娘。が憧れの人でなければこれほどまでに
自分を抑えて大人しくなってしまったことはないであろうがために、
私は高橋の才能の開花の遅咲きがとてつもなく悔やまれてしょうがないのだ。

しかし今日のモーニング娘。で高橋がエースになれる可能性が残っていないわけではないだろう。
今本当にすべきことは彼女の意識改革なのかもしれない。